沖縄南部&離島 パワースポット巡り vol.3 Around the power spot in South Okinawa & Isolated island

沖縄本島の南部にも人気のパワースポットがあります。
特に有名なのが、神秘的で圧倒的な存在感の「斎場御嶽」で、
多くの観光客が訪れる人気の場所です。
また、海中道路で行ける離島「浜比嘉島」や「宮城島」には、
知る人ぞ知る穴場のパワースポットがあります。
パワースポット巡り最終回となる今回は、
沖縄南部と離島にあるパワースポットをご紹介します。

SPOT1 最高位の聖地 斎場御嶽 Sefa-utaki

御嶽(うたき)とは沖縄の聖域のことで、神々を祀るための祭場です。斎場御嶽にある6ヶ所の拝所の中で、3つの拝所が集中する三庫理は、2枚の巨岩の隙間が三角形の洞門になっていて、とても神秘的な空間です。三庫理には「チョウノハナ」というもっとも格の高い拝所があり、琉球の創世神である「アマミク」が君臨するとされています。そこを抜けると、左手に琉球の祖神「アマミキヨ」が最初に降り立った神の島、久高島を拝むことができます。久高島は、海の彼方の常世「ニライカナイ」に、もっとも近い島で、歴代の琉球国王は久高島参詣を怠らなかったといいます。

SPOT2 太古の神秘が広がる ガンガラ―の谷 Valley of Gangala

鍾乳洞が崩壊してできた谷間に、川やうっそうとした森が広がるスポットで、自然の神秘的な魅力が満ちています。ガンガラーの谷の広さは東京ドーム一つ分ほど。専門ガイドと一緒に歩く予約制のツアーで巡ることができます。ランプ片手に鍾乳洞の中を歩くと、自然が生み出す造形美の妙に感嘆させられます。さらに、巨石の間を潜り抜けると「大主ガジュマル」の異名を持つ推定樹齢150年のガジュマルに出会えます。疲れたら、洞窟内にあるカフェテラス「ケイブカフェ」で一休みすることも。この谷はまた、古代人の住処だったと推測されています。

SPOT3 神々が住まう島 浜比嘉島 Hamahiga Island

海中道路を渡った先が浜比嘉島。この島には、2つの穴場パワースポットがあります。ひとつは鳥居をくぐり108段の階段上にある「シルミチュー霊場」。琉球の祖神とされる「アマミキヨ」と「シルミキヨ」が住居を構えた場所といわれ、霊験あらたかな雰囲気の場です。子宝が授かる霊場として知られています。今も、旧正月を祝う年頭拝みにはノロと呼ばれる祝女が祈願を行っています。もうひとつは「アマミチューの墓」。アマンジと呼ばれる小島にある「アマミキヨ」と「シルミキヨ」両神の墓所。こちらも年頭ごとに、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄の祈願が行われています。

SPOT4 本島一の絶景 果報バンタ Kafu Banta

本島から海中道路を通って行ける離島、宮城島にあるのが数少ない穴場のパワースポットで、離島随一の高台「果報(かふう)バンタ」です。「バンタ」とは沖縄の方言で「崖」の意味だといわれています。標高120mの崖上から遥かな水平線を臨むと、目前にはエメラルドグリーンの海と岬の壮大な景色が広がり、本島一の絶景スポットを誇ります。下に目を向けると、珊瑚礁がくっきりと見えて鮮やかな透明度の海を実感できます。ここは別名「幸せ岬」とも呼ばれているそうです。海塩「ぬちまーす」の工場敷地内にあるので、工場見学と兼ねて訪れてみてはいかがでしょう。

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